Peer Support Volunteerによるサポート
PSVによるサポート
CISMは精神療法やヒーリングなどではない
PSVが実施するサポートは、心理療法ではありません。PSVはセミナーで「話を聴くスキル」を身につけます。惨事ストレスや危機介入方法の知識を学び、話を聴くスキルを組み合わせることで適切な危機介入を実施していきます。
つまりCISMでは、PSVが「話を聴く」サポートを提供します。
話を聴くことの重要性
非日常的な強いストレスは大きな心的負担となります。しかし、出来るだけ早くその事象について話しをする事でインパクトを軽減することが可能になります。
事象後、専門家によるカウンセリングを受けるまでに多くの時間を失ってしまう場合が少なくありません。
PSVは、より早い段階で「聴くサポート」を実施し、適切なタイミングを逃しません。
また、こうした航空事故の場合、事態に巻き込まれるのは一人ではありません。
その時の状況によって、同じ職場に居た同僚が一緒に話しをする事で事故についての情報を共有し、降りかかったことが自分だけではないことを認識することでストレスを緩和することが可能です。
PSVは状況に応じて、グループに対して「聴くサポート」を提供します。
グループで実施する方法もセミナーで学びます。
そしてPSVは、よりストレス反応が強い人を専門家へ橋渡ししていく役割も担っています。